業界 | 医薬品卸 |
従業員規模 | 100-500名 |
背景
薬機法改正に伴い、トレーサビリティ確保が必須となり、WMSの早期導入が急務となった。
課題
- 短期間で13拠点それぞれに対し標準作業の定着、WMS導入を行う必要があった。
- WMS未導入で、紙によるアナログなピック作業で運用していたためWMS導入に伴い、WMS運用を前提とした標準作業の再設計が求められた。
- 関連システムとの連携IFの定義ももちろんのこと、顧客の出荷特性に併せた機能改修も必要だった。
シーオスが提供したソリューション
■現場を熟知したオペレーションコンサル+WMSシステム開発の混成チームで品質とスピード導入を両立
- 現場経験豊富な物流オペレーションコンサルタントが現地視察を実施。シーオスプロダクトに対し運用を合わせる事を前提とした必要最低限な機能改修要件を整理、標準作業の定義、機能改修を高回転で実施することでスピーディな顧客向けWMSを構築。
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■同メンバーで要件定義〜WMS導入、運用定着化まで一貫したサポート
- 定義した標準作業を基に顧客運用トレーニングの実施、導入後定着まで業務メンバー+システムメンバーの両面からの強力支援を実施。具体的には、顧客導入チームを含めたキャラバンチームを組成、1つの拠点に導入する際に、次拠点の主要メンバーを招き、先行拠点の導入を実地で学んでもらうことで、次の導入拠点へのスムーズな定着化を促す。併せて、次の導入拠点のマスタ準備等についてもシステムメンバーによる支援をすることにより、導入、定着、育成・次拠点準備を並行して実施した。
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■WMS導入に伴った付加価値創出〜物流分析ダッシュボード〜
- 全拠点WMSを導入し、標準作業による運用を行うことで、拠点横断的な生産性、要員分析が可能となるとし、拠点別、時間帯別といった様々な軸で物量/生産性/要員数の実績値を見える化する物流分析ダッシュボードの導入により、新たな付加価値を創出した。
- 物流本部が行うような俯瞰的な分析方法について、物流分析ダッシュボードを実際に物流現場オペレーションコンサルタントが使用し、要員配置の最適化と要員数の抑制を実現した。分析業務に不慣れな顧客に対して当社の実施方法をレクチャーすることで、顧客側でも運用可能とした。
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業務上の成果
<トレーサビリティの確保>
指定の期日までのトレーサビリティ確保の達成を実現した。
<運用改善による納品リードタイムの最適化>
物流分析ダッシュボードにより、在庫計上前に出荷用の在庫引当が行われていることで自拠点での在庫がないものとして他拠点在庫を引き当てていることが判明した。在庫計上が先んじて行われるよう運用改善を行うことで自拠点在庫引当の適正化により、納品リードタイムの短縮を実現。
<動物薬/飼料への在庫管理対象の拡充>
取扱商材として動物薬/飼料もあった。こちらの商品特性(ロット割れ頻度の高さやGS1がないことによるロット手入力等)や保管上のルール(飼料安全法等)を考慮したWMS機能拡充を行い、WMSで管理するよう対応した。それによって、人用の医薬品と同等レベルの在庫管理を実現した。
効率化・無人化・安全性の向上による物流現場の革新

どのように取り掛かればいいかわからない、自社にはどんなアプローチがいいのか知りたい、といった事があれば、お気軽にシーオスまでご相談ください。

シーオス株式会社では物流に関する豊富な知識と経験で多くの物流改善を行って参りました。まずはお気軽にご相談ください。